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二人で食べ

また浮気してんの

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また浮気してんの


日曜日、紀子は学生時代からの友人とレストランでランチを楽しんでいた。

旦那さん。ち環保酒店 香港ょっとガツンと言ってやりなさいよ!お人好しにも程があるわよ!相手は女子大生?そんな若い女に手を出して、どういうつもり?妻帯者に手を出す女も女だから同情なんかすることないわよ!訴えてやればいいのに」

友人はすごい剣幕だ。

紀子は涼しい顔をしている。

「まるであなたの彼が浮気してるみたいね。そんなに怒らなくても、、、」

「あ~、信じられない!なんで笑ってられるの?紀子って結婚して変わったよね。独身の時はもっと嫉妬深かったじゃない。彼の携帯チェックしたり。妻の余裕なのかな。私は独身だからその余裕は理解できないわ」

「余裕なんかないわよ。大輔さんの浮気は癖だから治らないのよ。誰かに注意されても癖は治らないの。相手が気の毒よ。すぐに飽きるのも癖なのよ」

紀子は微笑みながらアイスコーヒーを飲んだ。

「飽き性の旦那が紀子とは10年続いてんだから、そこだけは偉いわね。私なら浮気されたら即離婚よ!紀子、自立を考えたほうがいいと思うけどな。余計なお節介だけど。今なら十分やり直せるわよ?」

紀子は友人の顔を見て、やんわり否定した。

「離婚する気はないの。夫婦の形はいろいろあるわ。うちは浮気しても、あまり外泊はしないのよ。遅くなっても帰って来るの。家で晩御飯だけは食べる約束なのよ。健康を考えたら外食はさせられないわ。うちの唯一のルールは家で晩御飯を食べることなのよ」

友人は呆れている。

「紀子、あんたって理想の妻ね!男にとって。言い換えれば都合のいい妻よ。後で泣かないでね、、、」

「ふふ、大丈夫よ。あ、私、もう帰らないと。今日は大輔さん珍しく早く帰れるんですって。今夜はビーフシチューを作らなきゃ。大輔さん高清滋潤眼藥水の好物なのよ。先生はハードワークだから栄養だけはつけなきゃね」
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